AT Protocol
https://gyazo.com/d3b6dce48b242c290f5112efd3c51443
AT Protocolは、ソーシャル アプリケーションを構築するためのオープンな分散型ネットワークです。
Bluesky社が開発を進めており2、同社のSNS「Bluesky」や、このブログサービス「WhiteWind」はAT Protocol上に構築されています。https://whtwnd.com/boobam.bsky.social/entries/AT%20Protocol入門%EF%BC%9Aプロトコルの背景にある考えを理解する
このプロトコルは、Mike Masnick氏の「プラットフォームではなくプロトコルを」という考えに強い影響を受けています。
Twitterのような巨大プラットフォームのモデレーションには、さまざまな意見があります。言論の自由を重視する人々は、プラットフォームが特定の視点を抑圧していると批判します。一方で、荒らしやデマが放置され、ヘイトスピーチが広がることを懸念する声もあります。Masnick氏は、このような板挟みが生じる原因として、現代のプラットフォームが多くの役割を担いすぎていることを指摘しています。
彼は、この問題に対処するために、巨大プラットフォームが持つ役割の分割を提案しました。具体的には「人々が自由にコンテンツを公開し、企業はそのコンテンツのキュレーションに専念する」というモデルを提示しています。https://whtwnd.com/boobam.bsky.social/entries/AT%20Protocol入門%EF%BC%9Aプロトコルの背景にある考えを理解する
AT Protocolの目的は、以下の3つです。
ユーザーがプラットフォームにロックインされないこと
ユーザーが自身のコンテンツを所有し、持ち運べること
非中央集権化によって生じる複雑さで、ユーザー体験を損なわないこと
「耐検閲性」や「耐障害性」は、このプロトコルの目的ではありません。
AT Protocolの特徴は、はじめから大規模なネットワーク(Big Fedi / Big World)を想定して設計されたことです。https://whtwnd.com/boobam.bsky.social/entries/AT%20Protocol入門%EF%BC%9Aプロトコルの背景にある考えを理解する
AT Protocolでは、ユーザーのアイデンティティがサービスから独立しています。Blueskyで新規アカウントを作成しても、そのユーザーはBlueskyに所属せず、他のサービスで同じIDを利用できます。
データもサービスから独立しています。たとえば、BlueskyとWhiteWindは異なるサービスですが、共通のサーバー(PDS)にデータが保存されます。https://whtwnd.com/boobam.bsky.social/entries/AT%20Protocol入門%EF%BC%9Aプロトコルの背景にある考えを理解する